Whisky Match
WHISKY GUIDE 02

モルトとグレーン、ブレンデッドの違い

「シングルモルト」と「ブレンデッド」、聞いたことはあっても厳密な違いは分からない。基本の2軸で整理すると、ラベルがぐっと読みやすくなります。

この記事でわかること

まずは原料で分ける2つ

スコッチウイスキーは原料と工程で大きく分かれます。モルト(麦芽ウイスキー)は大麦麦芽だけから、グレーン(穀物ウイスキー)はトウモロコシや小麦などを原料に蒸溜されます。モルトは風味が豊かで、グレーンは軽くて滑らか、ブレンドの滑らかさを作るうえで欠かせません。

次に「単一 / ブレンド」で分ける

呼び名意味味の傾向
シングルモルト Single Malt1つの蒸溜所のモルトだけ蒸溜所の個性が際立つ
ブレンデッドモルト Blended Malt複数蒸溜所のモルトを調合個性を組み合わせて調和
シングルグレーン Single Grain1つの蒸溜所のグレーン軽く滑らか
ブレンデッド Blended Scotchモルト+グレーンを調合滑らかで飲みやすい

シングルモルト=1本だけ?

「シングル」は「1つの蒸溜所で造られた」という意味で、その蒸溜所の様々な樽を混ぜることはあります。「1本のボトル」ではありません。

ブレンデッド=劣るの?

初心者が陥りやすい誤解ですが、ブレンデッドは決して劣っているわけではありません。熟練のブレンダーが多彩な原酒を組み合わせ、安定した巧みな味わいに仕上げます。世界的に有名な銘柄の多くは実はブレンデッドです。

選ぶときの目安

蒸溜所ごとの個性を深掘りしたいならモルト、まろやかで飲みやすい定番が欲しいならブレンデッド。まずはこの軸があれば、ラベルを見て迷う回数がぐっと減ります。