Whisky Match
WHISKY GUIDE 03

アイラモルト入門|スモーキーを楽しむ

「燻したような香り」を初めて飲んで驚いた、という体験はアイラ島ならでは。その香りの正体と、蒸溜所ごとの個性を見ていきましょう。

この記事でわかること

スモーキーな香りの正体

麦芽を乾燥させる工程で、燃料にピート(泥炭)を使うと、煙の香りが麦芽に付着します。アイラ島は泥炭が豊富なうえ、海風にさらされた燃料を使うため、独特の燻製・潮の香りが生まれます。この香りが「ピーティ」「スモーキー」と呼ばれる味わいです。

蒸溜所ごとの個性

ラフロイグ(Laphroaig)

薬品・ヨードを思わせる強力な個性。刺激的な海の香りと、あとに残る甘みのギャップが魅力です。 キーワード:強いピート・ヨード

アードベッグ(Ardbeg)

燻製・貝殻の焼けるような印象を持つ、泥炭感強めの元祖的な存在。力強さと果実味(柑橘)を併せ持つのが特徴です。 キーワード:燻製・柑橘・濃厚

ラガヴーリン(Lagavulin)

滑らかに熟成された深いスモーク。燻製の香りとフルーティな甘さが長く続く、厚みのある味わいです。 キーワード:深いスモーク・甘み

ブローラ(Bruichladdich)

ピート不使用の通常ライン(軽やか)から趣向を凝らしたピーティな別ラインまで、多彩なラインナップを持つ実験的な蒸溜所です。 キーワード:多彩・個性派

カリラ(Caol Ila)

ほのかなスモークと澄んだフルーティさを同居させた、飲みやすいアイラの入門的存在です。 キーワード:ほどよいスモーク・軽やか

スモーキーは好みが分かれるが、奥が深い

最初は「海の香りが苦手かも」と思う人も、慣れると虜になる、いわゆる「沼」です。まずは強すぎない1本から試して、自分に合うピートの強さを見つけるのがおすすめです。